映画・劇場版「鬼滅の刃」無限列車編

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3日(火)、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編を観てきました。

2日付ニュースでは、興行収入が157億円突破、「アバター」「崖の上のポニョ」を超えて歴代10位になったというその理由がわかリます。ストーリ中には人を再生させる珠玉の言葉が溢れ、それらがアニメキャストの言動を通して間近に迫ってくるからです。
ある時は内心の怒りとして、またある時は温かさを伴い、ある時は手に汗握る…というように私たちの中の生命の息吹に火をつけてくれる…そのような感覚になりました。それは敵対する鬼の言葉にもなぜか深く突き刺さってくるセリフがあるのです。

Reborn…

この映画は人を再生させてくれる力が宿っています。

観る価値あり! でしょう。

様々なサイトでレビューがなされているかと思いますので細々なストーリー解説はしませんが、私の中で時に感銘をうけたのがラストシーン。煉獄が戦いの中に負けそうになった時に見たる母親の姿と言葉でした。(中でも感銘を受けたフレーズは太字にしてあります)


煉獄が息絶えそうになった時に幼き頃の母親とのワンシーンが幻想として現れます。

母親は、
「なぜ自分が人よりも強く生まれたのかわかりますか?」と煉獄に語りかけます。
しかし煉獄はその答えがわかりません。

すると母は優しく、しかし厳しく煉獄を諭すのです。

「弱き人を助けるためです。生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者は、その力を世のため人のために使わねばなりません
 天から賜りし力で人を傷つけること、私腹を肥やすことは許されません。
 弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です
 責任を持って果たさなければならない使命なのです」と。

深い言葉でした。


私たちはどれだけ他者のために生きれているでしょう。
また自らの力をどれだけ多くの人のために使い切れているでしょうか。
自らの出世や営利のためのある程度の努力はそれぞれしているかと思いますが、対し無私の心で多くの人を助けるための努力、忍耐、精進…をどれほどしているでしょう。

こうした努力は限りなく無限のはずなのですが、
自らを見切り、
他人を見切り、
人間なんてこんなもんだ!
そうどこかで思ってた自分がいたことを深く考えさせられました。

確かに、映画の中の煉獄のように生身の人間として敵わないことや無常が数多くあるのは事実ですが、それでも前へ進み、自らの命を燃焼させようと諦めない姿に熱いものが胸の奥深くに灯ったのを感じました。

力のある映画です。
生命の息吹を呼び起こしてくれる映画なのではないかと思います。

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